この記事では、マキタの18Vバッテリーを搭載したヘッジトリマーをご紹介します。ヘッジトリマーは生垣バリカンとも呼ばれる機械で、生垣の伸びた枝を刈ったり、形を整えたりできます。剪定鋏を使って剪定するよりも、はるかに効率的です。
おすすめの製品の紹介をすると共に、選び方のポイントも解説していますので、ヘッジトリマーの購入を検討されている方は、是非参考にしてください。
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マキタの18Vヘッジトリマーの選び方のポイント
マキタのヘッジトリマーは、多くの製品がラインナップされています。18Vバッテリー搭載の機種に絞っても、かなりの種類があり、どれを選ぶべきか迷うことも多いでしょう。選び方のポイントを解説します。
ブレードの長さ
ブレードの長さは、一度に刈込める幅(刈込幅)に影響します。平均的な長さは350mm程度です。これよりも長いブレードの製品の場合、一度に刈込める幅が広く作業効率が良くなります。広い面を平らにしたい場合もブレードが長い方が便利です。
ただし、ブレードが長くなると重さも増し、ヘッジトリマー本体も重くなる傾向があるので、体力がある人でなければ扱いが難しくなります。
一方で、短いブレードの場合は、一度に刈込める幅は狭くなりますが、ブレード・本体ともに軽く、取り回しは良くなります。また、木を丸く選定したい場合や、木を好きな形に造形するトピアリーを作りたいような場合には、小回りが利く短いブレードのヘッジトリマーの方が便利です。
ブレードの長さは、作業内容や使用する人の体力に合ったものを選びましょう。
片刃式か両刃式か
マキタのヘッジトリマーのブレードには、片刃式と両刃式があります。片刃式は、一方向にしか刈れませんが、刃が片側にしかない分、軽量です。
マキタの18Vヘッジトリマーの場合、最長で750mmのブレードの製品がありますが、片刃式のみ販売されています。広い幅を一気に刈り込みたい場合は、長い片刃式のブレードの製品を選ぶと良いでしょう。
刃がない側には、刈った枝を受け止めるチップレシーバーを取り付けられるので、作業が終わった後に枝を集める手間が少なくなるのも片刃式のメリットです。
一方、両刃式のマキタのヘッジトリマーは、ブレードを左右に振ったとき、往復で刈り込めるので作業効率が上がります。また、塀に近い場所などの木が生えている場所によっては、刃が一方にしかない片刃式のマキタのヘッジトリマーでは刈りにくいことがありますが、左右のどちらにも刃がある両刃式なら問題なく刈れます。
ただ、両刃を使って刈り込みをする際には、刈った枝を受け止めるチップレシーバーが取り付けられません。刈った枝が散乱してしまうため、枝の始末がやや面倒になります。両刃式のマキタのヘッジトリマーにもチップレシーバーは取り付けられますが、この場合、往復で枝を刈ることはできなくなります。
高い生垣にはポールタイプも
マキタのヘッジトリマーには、長いポールが付いたタイプもあります。家庭ではあまり使わないタイプですが、高い生垣や街路樹の剪定なども脚立を使わずに行うことができます。また、普通のヘッジトリマーでは届かない奥行きがある樹木の刈り込みの際にも便利です。
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ここからは、マキタのおすすめのヘッジトリマーを紹介します。マキタのヘッジトリマーには、ブレードの長さだけが違って、その他の性能は基本的に同等な製品が数種類販売されている場合があります。
この記事でも、一部の製品についてブレードの長さのみが異なる製品を紹介しています。作業内容などに合わせて、自分が使いやすい製品を選んでください。
マキタ 充電式ヘッジトリマ MUH503SDZ
片刃式、ブレード長500mmの製品です。同社の22.2mlエンジン式ヘッジトリマを超える作業性を有していながら、重さは1.2kg軽く、長時間の作業でも身体の負担が少ない製品です。振動を吸収するラバースリーブが内蔵されていて、振動が少ないのも疲労軽減につながっています。
変速機能があり、ボタン操作で3段階のストローク数の調整が行えます。また、グリップ配置と重心位置が最適化されているため、楽な姿勢で持つことができてブレードを振る動作もスムーズです。
カミコミ解除ボタンを搭載していて、枝をかみ込んでしまった際には、ボタンを押すとブレードが逆転して枝からブレードを外すことができます。
MUH503SDZの仕様
刃物長(mm) | 500 |
ストローク数(往復/分) | 低速:1000 |
中速:1800 | |
高速:2200 | |
カット数(回/分) | 低速:2000 |
中速:3600 | |
高速:4400 | |
1充電連続運転時間(無負荷時/目安) ※6.0Ahバッテリー(BL1860B)使用時 |
低速:約5時間 |
中速:約1時間40分 | |
高速:約1時間15分 | |
本機寸法 長さ×幅×高さ(mm) | 953×282×143 |
質量(kg) | 3.4 |
マキタ 充電式ヘッジトリマ MUH603SDZ
MUH603SDZは、MUH503SDZのブレードの長さが600mmになったモデルです。ストローク数など基本的な性能はMUH503SDZと同等です。ブレードが長いため作業効率は良くなりますが、バッテリー持続時間がやや短くなります。
MUH603SDZの仕様(MUH503SDZとの相違点のみ)
刃物長(mm) | 600 |
1充電連続運転時間(無負荷時/目安) ※6.0Ahバッテリー(BL1860B)使用時 |
低速:約3時間20分 |
中速:約1時間30分 | |
高速:約1時間10分 | |
本機寸法 長さ×幅×高さ(mm) | 1061×282×143 |
質量(kg) | 3.5 |
マキタ 充電式ヘッジトリマ MUH500DZ
両刃式、ブレード長500mmの製品です。両刃式で、左右に振りながら効率よく刈込むことができます。チップレシーバーは、左右のどちらにも取り付けることができるので、利き腕に合わせて取り付けたり、作業場所によって使いやすい方に付け直したりできます。
回転式のハンドルを採用していて、0°、左右45°、左右90°の5段階での変更が可能です。回転させると、生垣の側面を刈り込む場合などに作業しやすくなり便利です。
振動部とグリップ部を分割した二重構造になっているため振動が伝わりにくく、疲労感を軽減することができます。
MUH500DZの仕様
刃物長(mm) | 500 |
ストローク数(往復/分) | 低速:0~1000 |
中速:0~1800 | |
高速:0~2200 | |
カット数(回/分) | 低速:0~2000 |
中速:0~3600 | |
高速:0~4400 | |
1充電連続運転時間(無負荷時/目安) ※6.0Ahバッテリー(BL1860B)使用時 |
低速:約5時間 |
中速:約1時間25分 | |
高速:約1時間 | |
本機寸法 長さ×幅×高さ(mm) | 1016×223×191 |
質量(kg) | 3.8 |
マキタ 充電式ヘッジトリマ MUH600DZ
MUH600DZは、MUH500DZのブレード長が600mmのモデルです。ストローク数など基本的な性能はMUH500DZと同等です。
MUH600DZの仕様(MUH500DZとの相違点のみ)
刃物長(mm) | 600 |
1充電連続運転時間(無負荷時/目安) ※6.0Ahバッテリー(BL1860B)使用時 |
低速:約3時間20分 |
中速:約1時間20分 | |
高速:約55分 | |
本機寸法 長さ×幅×高さ(mm) | 1121×223×191 |
質量(kg) | 3.9 |
マキタ 充電式ヘッジトリマ MUH307DZ
両刃式、ブレード長300mmの製品です。ブレード長が短く、上記の2つの製品よりも本体も軽いので、取り回しが非常に良い製品です。木を丸く刈り込みたい場合のように、ヘッジトリマーを繊細に動かす必要がある作業に適しています。
高剛性のガイドバーを採用し、樹木のヤニが付きにくい特殊コーティングを施した新・高級刃を採用していて、美しい切り口とスムーズな切断を特長としています。
不意の誤作動を防止するロックオフレバーを採用していて安全性も高いので、プロの方だけでなく、自分で生垣の手入れをしたい方にもおすすめです。
MUH307DZの仕様
刃物長(mm) | 300 |
ストローク数(往復/分) | 2000 |
カット数(回/分) | 4000 |
1充電連続運転時間(無負荷時/目安) ※3.0Ahバッテリー(BL1830B)使用時 |
約48分 |
本機寸法 長さ×幅×高さ(mm) | 670×175×165 |
質量(kg) | 2.4 |
マキタ 充電式ヘッジトリマ MUH407DZ
MUH407DZは、MUH307DZのブレード長が400mmのモデルです。ストローク数など基本的な性能はMUH307DZと同等です。
MUH407DZの仕様(MUH307DZとの相違点のみ)
刃物長(mm) | 400 |
本機寸法 長さ×幅×高さ(mm) | 790×175×165 |
質量(kg) | 2.5 |
マキタ 充電式ポールヘッジトリマ MUN500WDZ
両刃式、ブレード長500mmの製品です。ヘッドの角度が変えられる可変タイプのポールヘッジトリマです。上方向に45°、下方向に70°の範囲で6段階の調整が可能で、高い生垣の上部を平らに剪定したいというような場合に役立ちます。
先端部の角度調整は、スライドスリーブを引き下ろし、ヘッド部の角度を変え、スリーブを戻すという簡単な操作で行えます。収納・運搬時には折りたたんで、コンパクトなサイズにすることも可能です。
MUN500WDZの仕様
刃物長(mm) | 500 |
ストローク数(往復/分) | 低速:1000 |
中速:1800 | |
高速:2200 | |
カット数(回/分) | 低速:2000 |
中速:3600 | |
高速:4400 | |
1充電連続運転時間(無負荷時/目安) ※6.0Ahバッテリー(BL1860B)使用時 |
低速:約5時間 |
中速:約1時間25分 | |
高速:約1時間 | |
本機寸法 長さ×幅×高さ(mm) | 2115×97×137 |
質量(kg) | 4.2 |
マキタ 充電式ポールヘッジトリマ MUN600LDZ
両刃式、ブレード長600mmの製品です。ヘッド部の角度が固定されたタイプのポールヘッジトリマーです。高所や奥行きがある生垣の剪定ができます。角度変更の必要がないのであれば、可変タイプよりも本製品の方が若干軽く、価格も安いのでおすすめです。
ポールの途中にループハンドルが付いていて、両手でしっかりと保持することができます。ブレードの先端にはエンドガードが付いていて、刃物先端が地面や柵に接触するのを防止します。
MUN600LDZの仕様
刃物長(mm) | 600 |
ストローク数(往復/分) | 低速:1000 |
中速:1800 | |
高速:2200 | |
カット数(回/分) | 低速:2000 |
中速:3600 | |
高速:4400 | |
1充電連続運転時間(無負荷時/目安) ※6.0Ahバッテリー(BL1860B)使用時 |
低速:約3時間20分 |
中速:約1時間20分 | |
高速:約55分 | |
本機寸法 長さ×幅×高さ(mm) | 2050×230×178 |
質量(kg) | 4.0 |
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美しい生垣を保つヘッジトリマー
ヘッジトリマーのおすすめ製品をご紹介しました。生垣の手入れは、剪定ばさみなどを使ってこまめに行うことも可能ですが、剪定する面積が広かったり、枝がある程度伸びて太くなってしまっていたりすると、手作業で行うのは難しくなります。
ヘッジトリマーがあれば、生垣を美しく保つための労力が格段に小さくなります。この記事でご紹介している製品は基本的にはプロ向けの高性能の機種が中心ですが、家庭で使っても便利な製品です。生垣の手入れが大変だと感じている人は、この記事を参考に購入を検討してみてください。
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