ポータブル電源は、持ち運び可能なバッテリー式の電源装置のことを指します。
アウトドアや野外作業における電源として使用できるのはもちろん、災害時の停電対策として購入する人も増えてきている便利アイテムです。
そんな活躍の幅が広がりつつあるポータブル電源ですが、安全に使用するためには、いくつか注意したいポイントがあります。
この記事では、ポータブル電源の使用時に注意したいポイントや、トラブルの対処法を解説します。
ポータブル電源の使用時に注意したい4つのポイント
ポータブル電源は、多量に蓄電できるがゆえに、いくつか取扱いで注意しなければならないポイントが存在します。
ここでは、ポータブル電源の使用時に注意したいポイントを4つ解説します。
使い方によっては命にかかわる事故に発展することもあるので、以下のポイントを把握してから、ポータブル電源を活用しましょう。
発火のリスクがある
消費庁の発表によると、令和3年度のポータブル電源による火災は18件発生していることが判明しています。
ポータブル電源は大量に電気をため込めるがゆえに、外部からの衝撃や高温など、本体にダメージを負ってしまうと、発火や漏電につながるリスクを秘めています。
特に真夏の車内に放置してしまうと、バッテリーがショートしてしまい発火するリスクが高まるので、車内にポータブル電源を置きっぱなしにしないように心がけましょう。
誤った保管法は事故のもとになる
ポータブル電源のバッテリーは高性能な反面、デリケートである傾向が強いです。
そのため、高温多湿や日光が当たりやすい場所で保管してしまうと、バッテリーの劣化スピードを早めてしまいます。
また、バッテリー残量を満タンのまま保管してしまうと、発熱やガスが発生するリスクが高まるので、80%くらいの充電量で保管するとよいでしょう。
水気の多い場所で使用しない
ポータブル電源が水に濡れてしまうと、ショートや感電する恐れがあります。
そのため、キャンプや釣りなどのアウトドアで、川や海などの水辺での使用を避けなければなりません。
濡れた手でポータブル電源に触ることも、感電のリスクにつながるので、きちんと手を拭いてから操作することを心がけましょう。
処分方法に決まりがある
ポータブル電源は不燃ごみとして処分できず、自治体ごとの処理方法に従う必要があります。
また、粗大ごみとして処分できたとしても、屋外に長期間放置すると、発火や漏電のトラブルが発生する可能性もあるので、丁寧に処分しなければなりません。
メーカーによっては、不要になったポータブル電源を回収してくれるサービスを実施しているので、処分方法に不安を感じている人は活用してみるとよいでしょう。
あわせて読みたい
人気ポータブル電源 おすすめ 最新ランキング!
更新New!バッテリーマート独自の人気ランキングで紹介しています。
ポータブル電源のトラブルシューティングをQ&Aで解説
ここでは、ポータブル電源のトラブルシューティングに関するよくある質問をQ&Aで解説します。
ポータブル電源の注意事項を簡単に確認できるうえ、トラブルが発生した際の対処法も解説しているので、ポータブル電源を安全に活用したい人は参考にしてみてください。
ポータブル電源でやってはいけないことは?

- 直射日光下で使用する
- シガーソケットの固定が不安定なまま、使用してしまう
- 水気のある場所で使用する
- 高温多湿の場所に保管する
- バッテリーが満タンなまま保管する
- 不燃ごみとして処分してしまう
誤った方法で使用すると発火・漏電のリスクが高まるので、注意しましょう。
バッテリーが一度上がってしまった時の対処法は?

ポータブル電源のバッテリーが上がってしまうと、完全に放電して動かない状態になってしまいます。
ポータブル電源を正常な状態に戻すためにも、以下の手順で対処することをおすすめします。
- リセットボタンがある場合は、押してみる
- 数時間ほど充電し、動くかどうか確かめる
- 試している充電方法で変化がない場合は、別の充電方法を試してみる
- しばらく放置してから、再度充電してみる
何度か充電しても動かない場合は、メーカーに連絡して、内部に異常がないか調べてもらいましょう。
ポータブル電源が過放電してしまった際の対処法とは?

ポータブル電源の過放電とは、バッテリーの電圧が安全基準以下まで下がってしまった状態を指します。
過放電状態を放置すると故障してしまう原因になるので、リセットボタンを押し、充電をしてバッテリーの電圧を元に戻してあげるとよいでしょう。
あわせて読みたい
ポータブル電源 日本製を徹底比較!おすすめ人気ランキング
メイドインジャパン日本製だからこそ日本規格の安心できるポータブル電源
注意すべきポイント覚えておこう!
ポータブル電源はアウトドアを快適にするだけでなく、災害時の備えになる便利アイテムです。
しかし、高性能なバッテリーを備えているがゆえに、安全に使用するには注意すべきポイントを把握しなければなりません。
本記事を参考に、適切な保管方法や使用方法を理解して、ポータブル電源を安全に活用してみてはいかがでしょうか。
あわせて読みたい
ポータブル電源 信頼できる人気のメーカーおすすめ紹介【海外製/日本製】
ポータブル電源の利用は、アウトドアシーンにとどまらず「緊急時の非常電源」やソーラーパネルとのコンビネーションで「電気代節約」まで考えられます!安心して利用できるメーカーを紹介します。