今年1月1日に起こった能登半島地震で防災に対する意識が高まり、停電が起こったときのためにポータブル電源の購入を考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
ポータブル電源があれば停電になっても家電を動かせます。そしてポータブル電源を購入するならソーラーパネル付きがおすすめです。
そこで今回は、ポータブル電源を選ぶポイントや注意点、おすすめソーラパネル付きポータブル電源3選を紹介します。
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ポータブル電源を選ぶポイント
- 容量と出力の大きさ
- ポートの数
- 充電の速さ
- ライトがついている
- 長期保証が付いている
容量と出力の大きさ
ポータブル電源は商品によって容量が異なります。ポータブル電源の容量は「Wh」という単位で表されますが、これは何Wの電気を何時間使えるかを表しています。つまり500Whの容量のポータブル電源は500Wの電化製品を1時間使用できる電気が貯められているということです。
モバイルバッテリーなどは容量の単位が「mAh」という単位で表されています。これをWhに直すには、モバイルバッテリーの電圧がわかればWhに直せます。計算式は次のようになります。
V(電圧)×Ah(バッテリー容量)÷1000=Wh
容量は大きければ大きいほどいいと思うかもしれませんが、容量が大きければその分、サイズと重さが大きくなり、価格も高くなります。そのため、購入する前に自分が実際どの家電をどのくらい使いたいのか考えて、必要な容量を計算してから選ぶようにしましょう。
ポートの数
ほとんどのポータブル電源にはUSBポートとAC電源コンセントの出力ポートがついています。普段使っている家電を使いたいのであればAC電源コンセントの出力ポートは必ず必要です。また、同時に家電を使いたくてもAC電源コンセントが1つしかなければ、同時に使うことはできません。
そのため、購入前にどの電化製品を同時に使う可能性があるのかを確認して、必要なポートの数を満たしているものを選びましょう。
充電の速さ
充電の速さもポータブル電源を選ぶときには考慮した方がいいでしょう。もし災害にあって長期間使うことになった場合、充電している間は電気が使えないことになります。ソーラーパネルで充電する場合、日が出てる間しか充電はできません。
充電にあまりにも時間がかかってしまうと、昼間はほとんど電気を使えないということも起こります。そのため、充電がどのくらいの速さでできるのかを購入する際に必ず確認しておきましょう。
ライトが付いている
ポータブル電源にはライトが付いているものがあります。普段の生活で考えるとライトが付いていてもそれほど魅力には感じませんが、災害で電気が全く使えないときにはライトがあるととても助かります。
長期保証が付いている
ポータブル電源は価格が高価なため、購入した商品に万が一不具合が起こる可能性を考えて長期保証がついているものを選びましょう。
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ポータブル電源を選ぶ際の注意点
- 使いみちを決めておく
- ACポートがあっても必ず使えるわけではない
- 純正弦波を選ぶ
それぞれ詳しくみていきましょう。
使いみちを決めておく
ポータブル電源の容量は商品によって変わります。停電時に全ての電化製品を普段通りに使おうと思ったら大容量のポータブル電源が必要になるでしょう。しかし、容量が大きければ価格は高くなり、サイズと重さは大きくなります。
そのため、ポータブル電源の購入に使える予算や、普段置いておく場所、自分が持ち運べる重さで商品を選ばなければいけません。何を優先するかは人によって変わりますが、停電が起こったときに最低限これだけは動かしたいと思うものを決めて、それが動かせる容量で予算に合うものを選べば、実際に使うときに後悔しにくくなります。
ACポートがあっても必ず使えるわけではない
ACポート(AC電源コンセント)があると全ての電化製品が使えると思ってしまいますが、実際はそうではありません。電化製品のなかにはドライヤーや電気ケトルのように使用電力の高いものもあります。ポータブル電源の仕様によっては使用電力の高いものが使えない場合があります。
まず、電化製品は関東と関西で周波数が違います。50/60Hzと書いていればどちらでも利用可能です。そして、出力も確認しましょう。出力が1000Wの場合、1200Wのドライヤーは使えませんので気をつけましょう。
純正弦波を選ぶ
ポータブル電源の出力波形には「純正弦波」と「修正正弦波」と「矩形波」がありますが、必ず純正弦波のものを選びましょう。なぜなら家電製品のほとんどが正弦波を使う前提で作られているからです。
正弦波と修正正弦波と矩形波では出力波形が全く違うので、正弦波で使う前提で作られた家電製品に使ってしまうと不具合や故障を起こす可能性があります。
修正正弦波や矩形波の製品の方が価格は安くなりますが、価格が安いからという理由で純正弦波以外の商品を選び、大切な家電が壊れては意味がありません。必ず「純正弦波」と記載された商品を選びましょう。
ポータブル電源はソーラーパネル付きがおすすめの理由
どれだけ大容量のポータブル電源を購入しても、1回の充電で使える電気の量は限られます。もし災害に遭って停電になった場合、1〜2日で電気が復旧すれば特に問題はありませんが、復旧までに日数がかかってしまった場合、電池はなくなるでしょう。
実際、2024年1月1日に発生した能登半島地震では電気が完全に復旧するまでに約1ヶ月かかっています。この先、同じような大規模災害に自分が巻き込まれる可能性がないとはいえません。
そのため、ソーラーパネル付きを購入しておけば、もし充電がなくなったときに電気が使えない状況でも、ソーラーパネルで充電が可能です。
また、ソーラーパネル付きならキャンプや車中泊に利用したり、普段からポータブル電源を利用してソーラーパネルで充電して電気代を下げたりもできるので、とてもおすすめです。
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おすすめソーラーパネル付きポータブル電源3選
ここからはおすすめのソーラーパネル付きポータブル電源を3つご紹介します。初めて購入を考える方に向けて、容量が500〜1000Wh以内、ソーラーパネルとセットで販売されている商品で、女性でも持ち運べる重さのものを紹介していきます。
BLUETTI EB70S+PV120
1つ目は「BLUETTI EB70S+PV120ポータブル電源+ソーラーパネル付き」です。充電時間が短いため、ソーラーパネルで充電しても6時間で充電できます。エコモードが付いているため、電池の減りを遅くできます。
本体にライトが付いていたり、LEDライト付きパネルで電池の残量も確認可能です。パソコンやスマホが急速充電できるうえに、ワイヤレス充電にも対応しています。
容量 | 716Wh |
出力 | 800W(最大出力1400W) |
重さ | ポータブル電源9.7kg ソーラーパネル5.7kg |
ポートの数 | USB-A 2口、USB-C 2口、ACアダプター 4口、シガーソケット 1口 |
充電速度 | コンセントで3時間45分、ソーラーパネルで6時間 |
長期保証 | 購入から12ヶ月 |
BLUETTI 上位版もおすすめ!
BLUETTI ポータブル電源 ソーラーパネル セット AC180T+200W 1432Wh/1800W 大容量
BLUETTI ポータブル電源 ソーラーパネル セット AC240+200W 1536Wh/2000W 大容量
PowerArQ3
「PowerArQ3 ソーラーパネル 120W セット」は容量555Whとあまり多くありませんが、その分重さが7.9kgとそれほど重くないので女性でも運べるでしょう。ポータブル電源にしては珍しくカラーバリエーションが豊富なのも嬉しいポイントです。スマホのワイヤレス充電にも対応していますし、背面にLEDライトが付いているので災害時にとても役に立ちます。
商品到着後30日間は返品・交換保証付きなので安心して購入できるでしょう。また、無期限カスタマーサポートがあるので、保証期間が切れても困ったときに気軽に相談できます。
容量 | 555Wh |
出力 | 500W |
重さ | ポータブル電源6kg ソーラーパネル5kg |
ポートの数 | USB-A 2口、USB-C 2口、ACアダプター 2口 |
充電速度 | コンセントで3時間45分、ソーラーパネルで7~8時間 |
長期保証 | 購入から2年、公式サイトで購入すると3年 |
Jackery Solar Generator 708
「Jackery Solar Generator 708 ポータブル電源 ソーラーパネル セット」は、ソーラーパネルでの充電に時間がかかるというのが難点ですが、パネルは4kgと軽く、設置がとても簡単なので使いやすいです。廃棄時に引き取りサービスがあるのも嬉しいポイントです。
容量 | 708Wh |
出力 | 500W |
重さ | ポータブル電源13kg ソーラーパネル4kg |
ポートの数 | USB-A 2口、USB-C 1口、ACアダプター 2口、シガーソケット 1口 |
充電速度 | コンセントで5時間、ソーラーパネルで11時間 |
長期保証 | 注文日から24ヶ月の保証あり 公式サイトから購入すれば3年間保証 |
普段の使いみち
ポータブル電源は災害時以外にも、キャンプや車中泊などのアウトドアに利用できます。また、駐車場に持っていって車の掃除をする際に使ったりもできます。
ソーラパネル付きポータブル電源はおすすめ
今回は、ポータブル電源を選ぶポイントや注意点、おすすめソーラパネル付きポータブル電源3選と、ポータブル電源を普段の生活で使う方法について紹介しました。
近年、大規模な災害が増えているため、備えとしてポータブル電源は購入しておくといいでしょう。
高額なお買い物にはなりますが、アウトドアで利用したり、普段から利用して電気代を安くしたりもできますので、ぜひご購入されることをおすすめします。
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