マキタのグラインダーは切断、研磨、サビ取りなど、さまざまな作業をこなす電動工具です。
DIYからプロの現場まで様々な場面で活躍していますが、使い方を間違えてしまうとケガやトラブルに繋がります。この記事では、マキタのグラインダーを安全に使う方法と注意点について解説しているので参考にしてくださいね。
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マキタグラインダーを使用する前に知っておきたい3つのポイント
グラインダーは先端のディスクを高速回転することで、金属や石を加工するものです。便利な電動工具ですが、ケガやトラブルといったリスクがあります。
ディスク(砥石)とは:グラインダーに取り付けて使用する研磨・切断用の工具です。
ここでは安全に使用するため、作業前に知っておくべき重要なポイントを3つ紹介します。
作業環境の確認
- 整理整頓して、十分な作業スペースを確保しているか
- 手元がはっきりと見えるくらい明るい場所か
- 足元にコードや工具が散乱していないか
- ガソリン、シンナー、塗料などの可燃性物質は作業場所から遠ざける
- 十分な換気ができているか
保護具の準備
- 保護メガネ:飛散物から目を保護するため、必ず着用
- 防じんマスク:粉じんの吸い込みを防ぐ
- 耳栓またはイヤーマフ:グラインダーの騒音から耳を保護する
- 作業用手袋:グラインダーの振動や材料の破片から手を保護するため、皮製などの丈夫なものが好ましい(※軍手は巻き込むので禁止)
- 安全靴:落下物から足を守るため
- 作業服:火花が飛ぶことがあるため、長袖、長ズボン着用
使用するグラインダーによって、必要な保護具が異なる場合があります。
取扱説明書をよく読み、確認しましょう
グラインダー本体と付属品の確認
- 作業内容に適したグラインダーかどうか
- 取扱説明書を読み、グラインダーの正しい使い方、安全上の注意点、メンテナンス方法などを理解する
- グラインダー本体にひび割れや損傷がないか
- 電源コードに損傷がないか
- 作業する材料に対して適切な砥石か
- 砥石にひび割れや欠けがなく、使用できる状態か
- 砥石の取り付けに緩みがないか
- 砥石に合ったカバーを正しく取り付けられているか
- 付属品がそろっているか、また、使用する付属品が正しく取り付けられているか
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マキタグラインダーの安全な使い方
グラインダーは、電源を入れてから加工品に砥石を押し当てて使用します。
使い方は簡単に思えますが、砥石は高速回転しているため、ケガや事故のリスクが非常に高い工具です。正しく使用し、安全に使いましょう。
正しい姿勢や持ち方
グラインダーは、足元が滑らないように安定した姿勢で作業してください。本体が安定するように両手でしっかりと持ちましょう。
補助ハンドルを使用すると、より安定して作業できます。
無理に押し付けたり、ねじったり、力を加えすぎないように力加減が必要です。
材料によっては火花が出ます。
体の外側もしくは下側から火花が出るように、グラインダーの向きを設定しましょう。
切断や研磨などの安全対策
切断や研磨作業の際は、加工する材料を固定しておきましょう。材料が動いてしまうと、ケガの要因となります。
火花や粉じんが飛散するため、周囲に可燃物がないか確認してから作業しましょう。
※軍手は巻き込むので禁止!革製の手袋をおすすめします。
作業する材料に対して適切な砥石を使用してください。
回転中の砥石に注意
グラインダーの電源を入れると、砥石が高速回転します。回転中の砥石に触れるとケガをしますので、触らないようにしましょう。
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マキタグラインダーの使用上の注意点について
グラインダーを使用する際、いくつか注意点があります。一般的な注意点と、より具体的な安全対策をまとめましたので紹介します。
電源やスイッチ操作は慎重に
作業を中断する際は、電源を切りグラインダーの回転が完全に停止してから、グラインダーを置きましょう。
グラインダーを使用しない時は、ふとした衝撃で電源が入ってしまう恐れがあるため、必ずコンセントやバッテリーを外しておきましょう。
必ず試運転をする
ディスク装着後はすぐに作業に入らず、まずは空中で試運転をしましょう。
回転しているディスクを斜め下方向に向けて、前後左右に人がいないか確認してスイッチを入れます。回転中は、異常な音や振動がないか確認しましょう。
確認できたら、スイッチをオフにしてグラインダーの回転が完全停止したのちに本体を置いてプラグを抜き取ります。
労働安全衛生法などの安全基準
勤務先で仕事としてグラインダーを使用する場合、労働安全衛生法で定められている資格が必要です。
無資格者が勤務中に事故を起こした場合、6ヶ月以下の懲役、または50万円以下の罰金が科せられます。
便利なグラインダーですが注意は必要!
この記事では、マキタのグラインダーを安全に使用するポイントと注意点を紹介しました。
DIYからプロの仕事で使用されている便利な電動工具ですが、大きなケガやトラブルといった危険が伴います。
保護具の着用、作業環境の整備、正しい使用方法の遵守など、安全対策を徹底し、正しい使い方で作業しましょう。
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