マキタの充電式電動ドライバーは、プロ用、家庭用を合わせると約20機種が販売されています。
ラインナップが豊富なので自分に合った製品を選ぶことができますが、多くの製品から選べるだけに製品選びに迷うこともあります。
マキタの充電式電動ドライバーの選び方について解説します。
なお、この記事で解説する電動ドライバーは、電動ドライバーと電動ドリルの機能を併せ持ったドリルドライバーです。マキタでは正式にはドライバドリルと呼んでいます。
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最大トルクの大きさ
トルクは、回転力の大きさを表す数値です。N・m(ニュートンメートル)という単位を用います。
トルクが大きな電動ドライバーほど、ネジ締めに使えば太く長いネジも締められますし、穴あけに使えば大きな穴が開けられます。
マキタの充電式電動ドライバーの場合、大型の製品では150N・mのトルクがある一方、小型のペンドライバドリルは8N・mのトルクしかありません。
必要な最大トルクを備えた製品を選びましょう。
ただ、トルクだけを見ても具体的にどのような作業に使えるかはイメージしにくいとかもしれません。
マキタのホームページの製品紹介ページやカタログには、締められるネジの太さや、開けられる穴の大きさが表記されています。
それらを参考に、自分が行いたい作業に合った製品を選んでください。
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サイズや重さ
トルクは大きければ大きいほど良いようにも思えますが、必要以上に大きなトルクがあっても、あまり意味はありません。
一方で、最大トルクが大きな電動ドライバーは、本体のサイズも大きく重くなる傾向があるので、取り回しが悪くなりがちです。
サイズや重さについてもチェックして、必要なトルクを備えた上で、できるだけコンパクトで軽い製品を選ぶと、使い勝手の良い製品が手に入ります。
なお、サイズ・重さと関連して、マキタの電動ドライバーには特に小さく軽いペンドライバドリルという製品があります。
一般的なマキタの電動ドライバーは、ピストル型と呼ばれ、大きなトルクがかかっても保持しやすい形状です。
これに対して、ペン型は軽量で持ち運びに便利で、小型で扱いやすいので機械類の組立作業などにも適しています。
バッテリーのボルト数
マキタの充電式電動ドライバーに搭載されているバッテリーには、40Vmax、18V、14.4V、10.8V、7.2Vの5種類の電圧のものがあります。
同じボルト数でも、トルクを重視したモデルと取り回しの良さを重視したモデルが販売されているケースがあるので、バッテリーの電圧だけでは性能は分かりません。
ただ、例えば、同じトルクを重視したモデルの40Vmax機と18V機を比較すると、40Vmax機の方が、最大トルクや穴あけ能力、1充電当たりの作業量などの点で上回っています。
このように、同じタイプの製品で比較すると、基本的にバッテリー電圧が高いモデルの方が、よりパワフルで効率的に作業できます。
価格も高くなる場合が多いのですが、作業性を重視するなら、バッテリー電圧が高い電動ドライバーを選ぶと良いでしょう。
また、電動ドライバーに限らず、マキタの電動工具や園芸機械は、同じ電圧、同じ規格のバッテリーなら、バッテリーの使いまわしができます。
既にマキタの電動工具や園芸機械を持っている場合や、これから様々な製品を買い揃えていきたいと考えている場合は、同じ電圧・規格のバッテリーで揃えると便利です。
ドリルチャックとスリーブ
電動ドライバーには、ドリルやドライバービットなどの先端工具を取り付けて使います。
マキタの電動ドライバーには、先端工具を取り付ける箇所がドリルチャックのものと、スリーブのものがあります。
ドリルチャックは、電動ドライバーの多くの製品に採用されている方式で、3本の爪で先端工具を取り付けます。
爪で挟む構造なので、丸軸のドリルも六角軸のビットも取り付けられます。
ドリルチャックで固定できる先端工具の太さは、チャック能力という数値で示されていて、チャック能力の範囲なら様々な太さの軸の先端工具が取り付け可能です。
一方、スリーブは、六角軸のビットしか取り付けられません。上の画像は、スリーブタイプの電動ドリルドライバーです。
スリーブは、インパクトドライバーで多く採用されている先端工具の固定方式で、電動ドライバーでの採用は一部の製品に限られます。
スリーブには、丸軸の先端工具が取り付けられない欠点がありますが、スリーブを引き下ろすだけでビットの付け外しができ、ビット交換が簡単に素早くできるメリットがあります。
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選び方のポイントを知って、自分に合った製品を選ぼう
マキタの電動ドライバーの選び方について解説しました。
マキタの電動ドライバーはラインナップが豊富です。
電動工具に詳しくない人には、似たように見えるかもしれない製品もあります。
しかし、それぞれの製品には特徴があり、自分の用途に合った製品を選ぶことが重要です。
この記事を参考に、自分に合った電動ドライバーを見つけてください。
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