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ポータブル電源を普段使い!「おすすめポータブルバッテリーの使い方」

ポータブル電源を購入する動機としては、キャンプなどのアウトドアレジャーで使ったり、災害時の停電対策にしたりという人が多いと思います。しかし、非日常的なシーンで使うだけでは、ポータブル電源を十分に活用できているとは言えません。

ポータブル電源は普段使いでも便利な機器です。「ポータ物電源を購入したけど、使い道が少なくてもったいない」と感じている人や、「ポータブル電源の購入を検討していて、色々な使い方について知りたい」という人は、この記事でポータブル電源を普段使いする便利さを知ってください。

防災用品の一つとしてポータブル電源を購入している人は「実際に使った経験があまりない」という場合もあるかもしれません。ポータブル電源の使い方は難しくはありませんが、使い慣れておいた方がいざというときに直ぐに使えますから、普段から使っておくことは防災の点からも意味があります

以下にご紹介するおすすめの使い方を参考に、ポータブル電源を普段使いで活用してみてください。

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ポータブル電源を普段使いする!おすすめの使い方9選

ポータブル電源があれば、自分の好きなところで家電が使えます。使用時間に限りがあったり、消費電力が特に大きな家電は使えないことがあったりはしますが、自分が欲しいところにコンセントを増設するイメージです。具体的にどんな使い方ができるのか、おすすめの使い方を9つ紹介します。

ポータブル電源の普段使いでDIYで必要な電動工具が自由に使える

DIYを趣味にしている人は、電動工具が自由に使えて便利です。庭やベランダでDIYをする場合、近くにコンセントがない場合も多いと思いますが、ポータブル電源の普段使いで使いたい場所で電動工具が使えます。

バッテリーを内蔵した電動工具もありますが、バッテリーの重さが負担になりますし、バッテリー内蔵の電動工具は価格が高くなります。

また製品によっても異なりますが、DIY向けの低価格のバッテリー式電動工具ではパワー不足を感じることもありますし、バッテリーの残量が減ってくるとパワーダウンする欠点もあります。延長コードを使って電源を取ることもできますが、コードが邪魔になり不便なのでポータブル電源の普段使いはおすすめ。

具体的にどんな電動工具が使えるかは、ポータブル電源のAC出力の大きさによって変わりますが、電動ノコギリ(レシプロソー)やインパクトドライバーなどは使える場合が多いです。丸ノコは、消費電力が大きめなので、ポータブル電源の出力によっては使えない場合がありますから、丸ノコを使いたい場合はAC出力が大きなポータブル電源を用意してください。

AC出力の大きさについては、選び方のポイントのところでも解説しますので、そちらも参考にしてください。

 

ポータブル電源の普段使いでガーデニングや庭木の剪定に電動機器を使う

ポータブル電源の普段使いで、ガーデニングや庭木の剪定の際には、芝刈り機や生垣バリカン、ブロアーなどの電動機器が使えると、体への負担が小さくなりますし、作業効率も上がります

電動工具の場合と同じように、バッテリー内蔵のものを使ったり、延長コードで電源を確保したりすることもできますが、ポータブル電源があれば、庭のどこで作業していても電源が取れて便利です。

夏場にはポータブル電源に扇風機を繋いで使えば、熱中症対策にもなります。

 

ポータブル電源の普段使いでベランダや庭で食事やパーティを楽しむ

ポータブル電源の普段使いで、ベランダや庭にテーブルと椅子を用意して、食事やティータイムを楽しむこともできます。ポータブル電源があれば、コーヒーメーカーや電気ケトルを使ってコーヒーや紅茶を入れられますし、ホットサンドメーカーやホットプレートなどを使って軽食を作ることもできます。

庭でバーベキューをしたりホームパーティを開いたりする際にも、ポータブル電源は便利です。照明器具を点けたり、音楽プレーヤーを使って音楽を流したり、プロジェクターで映像を投影したりと、様々な用途にポータブル電源の電気を使うことができます。

 

ポータブル電源の普段使いで、コンセントがない場所や足りない場所で電化製品を使う

ポータブル電源の普段使いで、電化製品を使いたい場所の近くにコンセントが無かったり、足りなかったりする場合があると思います。電源タップなどを使っている家庭も多いと思いますが、定格容量を上回る家電を電源タップ繋いでいると、発熱ひいては火災の原因となる場合があります

ポータブル電源があれば、製品によっても異なりますが2個~6個程度のコンセントが搭載されているので、コンセント不足を補えます。ポータブル電源があれば、ベランダのような本来コンセントがない場所でも家電が使えるので、テレワークの最中に気分を変えてベランダで仕事をするといったこともできますし、色々な調理家電を使いたいのに台所にコンセントが足りないといった問題も解消します。

また、家族が多い家庭では、各人が持っているスマホの充電をするだけで、コンセントがふさがってしまうといったこともあるかもしれません。ポータブル電源には通常複数のUSBポートも搭載されているので、複数のスマホを同時に充電できて便利です。

 

ポータブル電源の普段使いで、ブレーカーを落とさず電化製品を使う

電力会社と契約しているアンペア数によっては、少し多めに電気を使っただけでブレーカーが落ちて不便に感じているという場合もあると思います。例えば、朝の出勤前の時間帯に、家族が一緒にヘアドライヤーを使ったり、同時に電子レンジや電気ケトルを使ったりすると、ブレーカーが落ちてしまう場合もあるでしょう。

このような場合に、ポータブル電源の普段使いで、1つ2つの電化製品の電気をポータブル電源から取るようにすると、ブレーカーを落とさずに済みます

電力会社と契約するアンペア数を上げると、電気の基本料金が上がりますから、ポータブル電源を使って電気をまかなえれば、家計の助けにもなります。

 

ポータブル電源の普段使いで高圧洗浄機で洗車や掃除を簡単に

ポータブル電源の普段使いで、AC出力の大きなポータブル電源なら高圧洗浄機も使えます。高圧洗浄機は洗車や掃除の際に便利です。高圧洗浄機が使えれば、自動車のボディや足回りの汚れを洗い流せます。

また、家の玄関回りや外壁の掃除も簡単に短時間でできますし、ブロック塀についたコケなども取り除けます。

ただし、ポータブル電源は水に弱い製品です。一部の製品を除いてポータブル電源には防水性能はありませんから、高圧洗浄機をポータブル電源を使って使用する際には、ポータブル電源には水がかからないように十分に注意してください。

 

ポータブル電源の普段使いで自動車の車内で電化製品を使う

自動車の車内では、シガーソケット(アクセサリーソケット)から電気を取ることができますが、出力の限界があったり、停車しているときに使うとバッテリー上がりの原因になったりします。

ポータブル電源の普段使いで、車載用の冷蔵庫やオーディオなど好きな家電が車内で使えるようになります。またポータブル電源なら家庭用の電化製品がそのまま使えるので、車内の掃除に使う掃除機もAC電源のパワフルな掃除機を使うことができます。

エンジンを切った状態でも家電が使えるので、シガーソケットから電気を取るのと比べて、便利に使えると言って良いでしょう。車内でポータブル電源を使う場合、ポータブル電源の充電はシガーソケットから行うことも可能です。

 

ポータブル電源の普段使いの極めつけは、ソーラーパネルを使って節電

ポータブル電源の普段使いで、ソーラーパネルを使ってポータブル電源に充電した電気を使って節電することもできます。ソーラーパネルは天候によっては発電効率が落ちますが、ソーラーパネルで充電した電気だけでは足りない場合でも、足りない分だけコンセントから充電すれば、その分節電できたことになります。

リン酸鉄リチウムイオン電池を搭載したポータブル電源なら、電気を使ったり充電したりを繰り返しても10年くらいは電池が持つので、繰り返し使っても劣化を心配する必要はありません。

また、電力会社と深夜帯に電気料金が安くなる契約をしている家庭の場合は、ポータブル電源の充電を電気料金が安い時間に行って、電気代を節約することもできます。

 

ポータブル電源の普段使いでUPS機能で安定した電源供給

UPS機能が実際に役立つのは、停電時なので普段使いとは少し違うかもしれませんが、機能自体は普段から働いている状態なので、この記事では普段使いの一種として紹介します。

UPS機能というのは、コンセントにポータブル電源を繋ぎ、その上でポータブル電源に電化製品を繋いでおくと、停電時には自動的にポータブル電源から電源供給がなされる装置です。

ポータブル電源の普段使いで、デスクトップパソコンのような急に電源を切ると故障の原因となるような電化製品は、UPS機能を使用すれば停電時にも電源供給が継続されるので故障の危険性が小さくなります。また、ハードディスクレコーダーや冷蔵庫のような家電に使うと、使用中に停電で止まってしまうことがなく安心です。

なお、UPS機能はメーカーによってはEPS機能と表記されていますが、UPS機能とEPS機能はポータブル電源の機能としては基本的に同一のものですから、名称の違いを気にする必要はありません。

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普段使いに適したポータブル電源の選び方のポイントは?

ポータブル電源を普段使いするためには、普段使いに適したポータブル電源を選ぶ必要があります。具体的には、以下のポイントを満たしたポータブル電源を選ぶと良いでしょう。

ポイント

AC出力の数値が高い

繰り返し充電に強い

AC出力の数値が高い

AC出力の数値が高いポータブル電源は、消費電力の大きな家電も使えます。ポータブル電源の普段使いで、どのくらいのAC出力の数値が必要になるかは家電によって異なるので、具体的な数値は家電の取扱説明書などで確認してください。

事前にチェックしておいていただきたい家電の例を挙げると、コーヒーメーカーや電気ケトル、ホットプレートのような高い温度を生じさせる家電は消費電力が高めです。これらの家電を使いたい場合は、1800Wや2000Wというような、AC出力が高めのポータブル電源を選んでおく必要があります。

また電動工具のようなモーターを搭載した製品は、使い始めに大きな電力(起動電力)を必要とします。一方で、ポータブル電源にも瞬間最大出力というものがあり、瞬間的には通常のAC出力の倍程度の出力が出せます。瞬間最大出力の範囲に収まって起動電力が大きな電動工具でも使える場合もあるのですが、消費電力の数値の3倍程度のAC出力のポータブル電源を選んでおいたほうが安定して使えます。

 

繰り返し充電に強い

ポータブル電源を普段使いする際には、アウトドアレジャーなどだけで使う場合よりも、充電回数が多くなります。ポータブル電源には放電と充電を繰り返すことで劣化して、バッテリー容量が減っていく性質があります。繰り返し充電ができるポータブル電源を選んでおかないと、短期間で劣化してしまうことになります。

ポータブル電源に内蔵されている充電池が、リン酸鉄リチウムイオン電池である製品を選べば安心です。リン酸鉄リチウムイオン電池は、充放電を繰り返しても劣化が少ないバッテリーで、4000回の充放電を行った後でも新品のときの約70%のバッテリー容量を維持できます。

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ポータブル電源を普段使いする際の注意点

ポータブル電源を普段使いする際には、バッテリー残量に注意しましょう。特に災害に備えて停電対策としてポータブル電源を準備している人は、普段使いをする中でバッテリーを使い切ってしまうと、いざというときに困ります。

停電対策用と普段使い用にポータブル電源を2台用意できればベストです。2台あれば、1台はソーラーパネルで充電をしつつ、もう1台を使用することができて災害時にも役立ちます。

ただポータブル電源は、それなりに価格が高い製品ですから、2台準備するのは難しい場合もあるでしょう。このような場合は、拡張バッテリーの追加購入を検討してみてください。

拡張バッテリーというのは、ポータブル電源に接続して使うもので、簡単にバッテリー容量を増やせます。拡張バッテリーがあれば、バッテリーを使い切ってしまう心配は減りますし、ポータブル電源を2台購入するよりも費用を抑えられます。

 

普段使いでポータブル電源を有効活用

ポータブル電源は、アウトドアレジャーのためや停電対策のために購入される方が多いと思います。しかし、これらの非日常的な使い方をしているだけではポータブル電源の使用頻度が低く、少しもったいないような気がします。

ポータブル電源は普段使いでも便利に使える機器です。この記事で紹介した内容を参考に、普段からポータブル電源を有効に活用してください。

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