グラインダーは、広い意味では卓上グラインダーやハンドグラインダーを含みますが、この記事では円盤状の砥石などを回転させる研削工具であるディスクグラインダーの用途や活用シーンについて解説します。
マキタの18Vバッテリーを搭載したグラインダーは非常にパワフルで、取り付けるディスク・先端工具を変更することで様々な用途に活用できます。
既にグラインダーをお持ちの方も購入を検討されている方も、この記事を参考にグラインダーを大いに活用してください。
なお、以下の解説では研削と研磨という言葉を使用しています。この2つの言葉は、あまり厳密な区別をせずに使用されいる場合もありますが、基本的には形状の変化を伴うか否かで区別されます。
つまり、研削は材料を削り取って形を整える点に重点があります。一方、研磨も表面を削る作業ではありますが、細かな傷を消して表面を滑らかにする点に重点があります。
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グラインダーの用途と活用シーン
グラインダーの用途と活用シーンについて、先端工具の種類と共に解説します。
オフセット砥石による研削
オフセット砥石は、砥石が単純な平面ではなく、中央が凹んだ砥石です。後で解説する切断砥石が外周を使って研削するのに対して、砥石の側面部分を使って研削作業を行います。
オフセット砥石で研削するのは、主に金属類です。金属板のバリ取りをしたり、溶接の際にできるビードを除去したり、塗装をはがしたりできます。
フレキシブル砥石による曲面の研削
フレキシブル砥石は、特に曲面の研削に適した柔軟性があるディスクです。オフセット砥石は基本的に平面の研削用なので、平面はオフセット砥石、曲面はフレキシブル砥石というように使い分けるといいでしょう。
金属用のフレキシブル砥石の他に、石材やコンクリートの研削に適した非金属用のフレキシブル砥石も販売されています。
マルチディスクによる研削
マルチディスクも、オフセット砥石やフレキシブル砥石と同様に研削用のディスクです。オフセット砥石やフレキシブル砥石との違いは、オフセット砥石が下の面だけを研削に使用するのに対して、マルチディスクは、上の面や外周部分も研削に使用することができます。
マルチディスクは、平面だけでなく曲面の研削作業にも適しています。また、外周部分でも研削作業ができるので、オフセット砥石では研削が難しい、奥まった箇所や細い箇所でもバリ取りやビート除去ができます。
またマルチディスクは、研削する素材に合わせて多くの種類が販売されています。フェルト製の金属研磨用のディスクなどもあり、様々な用途に使えます。
切断砥石による切断
切断砥石は、素材を切断するために用いる砥石です。オフセット砥石とは違って、凹みがない平面のディスクで、外周部分を使って切断します。
切断とは言っても、刃物で切るような切断ではなく、少しずつ削ることで切断します。
刃物では切れない金属板やアングル、パイプなどが切断できます。
切断作業を行う際には、グラインダー本体を横向きにして、ディスクを立てる形で使います。
ダイヤモンドホイールによる切断
ダイヤモンドホイールは、ダイヤモンドの砥粒が埋め込まれたブレードを備えたディスクです。メーカーによって、ダイヤモンドカッターやダイヤモンドブレードとも呼ばれます。
主にコンクリートや石材、タイルなどの切断や筋付けなどに使います。
コンクリートや石材用以外にも、切断する素材に合わせて多くの種類のディスクが販売されていますので、ディスクを交換して様々な素材の切断に使えます。
サンディングディスクによる研磨
グラインダーには、サンディングディスクも取り付けられます。塗装をはがしたり、さび落としをしたり、塗装面の下地みがきに使ったりできます。
目が粗いものから目が細かいものまで粒度が異なるサンディングディスクが販売されていますので、用途に合わせて使い分けることができます。
カップワイヤブラシ、ベベルワイヤブラシによる塗装剥がし、サビ落とし
ワイヤブラシは、金属製の毛材を植え込んだブラシです。グラインダーでは、塗装剥がしやサビ落とし、溶接時に生じるスパッタの除去などに使用します。
カップブラシは、毛材が垂直に近い角度で植え込まれていて、主に平面を研削する際に使用します。
ベベルワイヤブラシは、毛材の向きが斜めになっていて、曲面の研削作業にも使えます。
多用途に使えるマキタの18Vグラインダー
マキタの18Vグラインダーの用途について解説しました。上記の通り、グラインダーは先端工具を付け替えることで、様々な用途に使えます。
金属やコンクリートの研削や切断に使用することが多いのですが、非常に用途が幅広く、この記事で解説したものも全てではありません。
本文中で紹介した以外にも、作業内容に合わせて様々な先端工具が販売されていますので、気になった方はマキタのカタログなどで確認してみてください。
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