ポータブル電源

ポータブル電源を使えば電気代の節電になる?その方法とは?

電気代の高騰による節電意識の高まりによって、ポータブル電源を検討している方は多くいます。

しかし「ポータブル電源って本当に節電になるの?」と疑問に思う方も多いでしょう。

この記事では、ポータブル電源で節電する方法や、選ぶときのコツを紹介します。

ポータブル電源の節電以外の使い方やメリットも紹介しているので、参考にしてみてください。

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ポータブル電源とは

ポータブル電源とは、AC出力などをおこなえる大容量の電源のことです。

事前に電気を蓄え、必要なときに必要なだけ使用できます。

モバイルバッテリーの大容量版のようなイメージですが、モバイルバッテリーはスマートフォンなどの充電がメインなためUSB出力が主流です。

ポータブル電源はUSB以外にも、ACやDCなどのさまざまな出力方法があります。

また出力の数が多く、同時に複数の家電の電源として使用できる点もポイントです。

電源のない屋外でも使えるため、アウトドアを楽しむキャンパーの間でも人気があります。

さらに自宅で第二の電源として使用する方も多く、防災や節電など、マルチに活躍するアイテムです。

種類 出力方法 特徴
モバイルバッテリー USB
  • コンパクトで持ち運びに便利
  • パソコン・スマートフォンの充電にぴったり
ポータブル電源 USB/AC/DCなど
  • 同時に複数の使用が可能
  • アウトドア・災害時の非常用電源として活躍

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ポータブル電源で節電する方法

ここでは、ポータブル電源で節電する方法について紹介します。

ポータブル電源に電気をためる方法によっても節電の効果は異なるので、ぜひチェックしてみてください。

ソーラーパネルで発電をおこなう

ポータブル電源とソーラーパネルを併用すると、より高い節電効果が期待できます

  • 太陽が出ている間は無料で電気がためられる
  • 太陽光でつくった電気で夜間の電力をまかなえる

ソーラーパネルを購入する初期費用はかかりますが、長い目で見れば節電効果が高いといえるでしょう。

 電気代の安い時間に充電をする

電力会社との契約で、一部の時間の電気代が安くなるプランを利用しているなら、安い時間帯にポータブル電源を充電することで電気代の高い時間の電力を節電できます

在宅ワークなど、日中に家で電力を使う機会が多い方におすすめの方法です。

電気代が安いうちに充電しておき、日中のパソコンやスマートフォンの充電、家電の電源としてまかなえます。

毎回充電する電気代はかかりますが、ソーラーパネルのような初期費用はかかりません。

 

ポータブル電源で日々の節電ができる家電

ポータブル電源での節電におすすめの、日々使用する家電を紹介します。

比較的消費電力が少なく、容量が小さめのポータブル電力でも使用できる家電を見ていきましょう。

パソコン・スマートフォン

小さめのポータブル電源は、パソコン・スマートフォンの充電に最適です。

複数のUSBポートが付いているポータブル電源なら、家族の分のスマートフォンやタブレットもまとめて充電できます。

スマートフォンやタブレットの充電だけで使用するなら、ポータブル電源だけで複数回の充電が可能です。

またデスクトップパソコンやゲーミングパソコンなど、電源を必要とするパソコンの使用にもおすすめです。

デスクトップパソコン 1.5~4.6円/h
ゲーミングパソコン 8.6円/h

デスクトップパソコンは1時間あたりの電気代が通常1.5~4.6円、ゲーミングパソコンは8.6円ほどかかります。

在宅でパソコンを長く使用する方は、ポータブル電源で賢く節電するとよいでしょう。

扇風機

エアコンは消費電力が高いため、小さめのポータブル電源ではあまり長時間使用できません。

初夏や秋口など、本格的な暑さではないけれど対策をしたい場合は、扇風機の使用がおすすめです。

比較的小型の256Whのポータブル電源を使用する場合、15Wの扇風機なら約13時間使用できます。

寝ている間の暑さ対策など、扇風機をつけっぱなしにしたい方はポータブル電源の使用を検討してみてください。

照明機器

夜間の電力を最小限に抑えたいなら、家の照明にポータブル電源を使うのがよいでしょう。

LEDを使用した省エネタイプの照明は、ポータブル電源でも長時間使用できます。

読書や就寝時などに間接照明を使用すれば、節電しながらほっこりとした気分を味わえます。

また防災用も兼ねて使用するなら、ポータブル電源はベッドの近くや廊下などに置いておくのがおすすめです。

ポータブル電源に人感センサー付きのライトを付けておけば、停電しても足元を優しく照らしてくれます。

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ポータブル電源で節電効果の高い家電

ここからは、ポータブル電源を使うことで節電効果が高まる家電を紹介します。

消費電力の高い家電が多いので、大容量の電源を使用するのがおすすめです。

初期費用はかかりますが、高い節電効果が期待できるでしょう。

調理家電

電子レンジやケトル、ホットプレートなどの調理家電は、ポータブル電源の使用が効果的です。

消費電力は約1200W以上と高めなので、高い節電効果が期待できるでしょう。

また、調理家電は毎日使用する方も多いため、節電の効果を実感しやすいのもポイントです。

一方で、消費電力が高いので連続使用時間には注意が必要になります。

長時間使用する場合は、通常の電源を使うようにしてください。

ポータブル電源でも数分の使用なら問題なく使えますが、できるだけたくさんの家電に使用したい場合は容量に注意しましょう。

エアコン

夏や冬に使用が多くなるエアコンは、ポータブル電源で効果的に節約ができます。

ソーラーパネルで日中に充電をおこない、夜間に4時間使用した場合は1か月で約2,000円の節電効果が期待できるでしょう。

しかし、ポータブル電源でエアコンを稼働する場合は、いくつかの注意点があります。

  • エアコンが100Vの電源であること
  • エアコンの最大消費電力がポータブル電源の定格出力よりも小さいこと

10畳以上を推奨するエアコンは200Vの場合があるので、使用前に確認してみてください。

電源の出力が足りない場合は、正常にエアコンが作動しません。

テレビ

ポータブル電源では、テレビの電気代を大幅に節電できます。

テレビの画面は小さいほど使用する電力が少なく、画面が大きくなるほど多くなる傾向です。

ちなみに30インチのテレビが1時間で消費するのは約50W、70インチで330Wほどと大きな差があります。

70インチのテレビを2時間視聴するには、約660Whかかる計算です。

30インチ 約50W/h
70インチ 約330W/h

長時間の視聴や他の家電も使うことを考えると、1000Wh以上の大容量電源を用意しておくのが安心でしょう。

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節電目的でポータブル電源を選ぶときのコツ

ポータブル電源は、使う目的によって選び方が変わってきます。

ここでは、ポータブル電源を節電目的で選ぶときのコツを紹介します。

ソーラーパネルとセットで購入する

節電目的でポータブル電源を選ぶなら、ソーラーパネルとセットで購入するのがおすすめです。

ソーラーパネルがあれば、太陽の光を活用して電気をためられます。

安い時間に充電するよりも、はるかに高い節電効果を得られるでしょう。

またソーラーパネルは、ポータブル電源と同じメーカーのものを購入した方が相性がよく、効率よく充電をおこなえます。

別々のメーカーのものを購入し、うまく充電できずに買い替えとなるケースも少なくありません。

さらに電源とパネルがセットになっているものなら、単品ずつよりもお得に購入できる場合があります。

大容量モデルを検討する

節電目的でポータブル電源を使用する場合は、大容量モデルを検討してみてください。

スマートフォン・パソコンの充電や扇風機、照明などの消費電力の少ない家電に使用するなら、容量の少ないモデルでも問題はありません。

しかし調理家電やテレビ、エアコンなどの消費電力の多い家電に使用する場合は、1000Wh以上の大容量モデルを選ぶと安心です。

容量(小)
  • スマートフォン
  • パソコン
  • 扇風機
  • 照明
容量(大)
  • 調理家電
  • テレビ
  • エアコン

またソーラーパネルで充電をする場合は、太陽が出ている時間にたくさんの電力をためこむことで、夜や雨の日の電力をまかなえます。

予算の中でもできるだけ大容量のモデルを選ぶと、より節電効果が期待できるでしょう。

複数の出力ポートがあるものを選ぶ

ポータブル電源には、USBやAC、DCなどさまざまな出力方法があります。

USBしか対応していないポータブル電源では、スマートフォンやタブレットなどの充電にしか対応できません。

より多くの家電やパソコンなどの電子機器に使用する場合は、AC出力やDC出力にも対応した商品を選ぶとよいでしょう。

また、同時に複数の家電を使用する場合もあるため、出力ポートの数にも注目してください。

出力ポートが複数あるモデルなら、さまざまな家電の電源として効率よく使用できます。

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 ポータブル電源の節電以外の使用方法

ポータブル電源は、節電以外にもさまざまな使い方ができます。

節電目的で購入を検討している方も、節電以外の使い道をチェックしてみてください。

ポータブル電源をより効果的に使用できるでしょう。

アウトドア

ポータブル電源はキャンプやバーベキューなど、電源のない自然の中でも使用できるのが特徴です。

扇風機や暖房器具などを持ち込み、防寒対策や熱中症対策に使用できます。

その他、調理家電で本格的な屋外調理を楽しんだり、音楽をかけて仲間と盛り上がったりできるのも魅力です。

ポータブル電源でスマートフォンの充電もできるので、電池切れの心配もありません。

またソーラーパネルを持ち込めば、その場でポータブル電源の充電も可能です。

防災対策

地震や台風、大雪などの災害時にも、ポータブル電源は大活躍します。

災害で電気の供給がストップしてしまうと、テレビやラジオなどで情報を受け取れません。

スマートフォンやパソコンの充電が切れてしまえば、大切な人と連絡を取り合うことが難しいでしょう。

しかしポータブル電源を用意していれば、電気が通っていなくてもテレビの視聴やスマートフォンの充電が可能です。

照明や調理家電にも使用できるので、小さな子どもや高齢者がいる家庭でも安心できます。

しかし、災害中の電力はいつ復旧するかわからないものです。

ソーラーパネルもセットで用意しておけば、日中に電力を補充し、調理や夜間の照明として使用できます。

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まとめ

ポータブル電源は、スマートフォンやパソコンの充電だけではなく、さまざまな家電の電源として使用できます。

大容量のモデルは、扇風機や照明などの消費電力の低い家電はもちろん、エアコンやテレビなどの大型家電にも使えるのが特徴です。

節約目的としてポータブル電源を購入する場合は、ソーラーパネルもセットで購入することをおすすめします。

太陽の光を電気に変えられるので、より節電効果が期待できるでしょう。

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