ポータブル電源

ポータブル電源でドライヤーってどれくらい使える?その他の家電は?

ポータブル電源は活躍の場を選ばないアイテムですが、一方で「どこまで使えるのか」疑問を抱えている方も多いのではないでしょうか。
スマートフォンの充電程度であれば問題ないものの、家電となればさすがにポータブル電源では使えないのではないかと想像している方も多いようです。

そこでドライヤーです。

ドライヤーはスタイリングはもちろんですが、アイディア次第でさまざまな形で活用できる便利アイテムです。そんなドライヤーはポータブル電源で使用できるのかについて、いろいろと紹介していきましょう。

ポータブル電源でドライヤーは「使える」

結論からお伝えすると、ポータブル電源でもドライヤーの使用は問題ありません。ただし、「ポータブル電源の出力とドライヤーの出力・消費電力」のバランス次第です。

この点はドライヤーに限った話ではなく、家電全般に当てはまる話ですが、特にドライヤーの場合、出力の性質に注意が必要です。


一般的な家電は消費電力がほぼ一定ですが、ドライヤーはドライヤーの設定で出力・消費電力が変わります。

そのため、ポータブル電源の出力次第では「弱なら使えるけど強だと使えない」となりかねません。

ドライヤーの一般的な出力は600w~1200wです。

そのため基本的には1200w以上、余裕を持つという点では1500w程度以上の出力を持つポータブル電源であれば多く問題なく使用できると考えてよいでしょう。

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ポータブル電源でドライヤーを使用するポイント

お伝えしたように、ドライヤーの出力以上の出力を持つポータブル電源であれば問題なくドライヤーを使用できます。
さらに下記の3点を心がけることで、スムーズにドライヤーを使用できます。

  • 出力の高いポータブル電源を使用する
  • 出力の低いドライヤーを使用する
  • ドライヤーの設定を温風にしてポータブル電源を使用する

なぜ上記が重要なのか、それぞれ詳しく解説していきましょう。

出力の高いポータブル電源を使用する

一般的なドライヤーの出力・消費電力は600w~1200w程度だとお伝えしました。

この数字を越える出力のポータブル電源であれば問題なくドライヤーを使用できますが「ギリギリ越えている」より、余裕のあるポータブル電源の方が問題なく使用できます。

例えば1200wギリギリのポータブル電源の場合、ドライヤーを使用することはできますが、ドライヤーの状況次第ではドライヤー「のみ」しか使用できません。

ポータブル電源の用途は多種多様ですが、例えば「スマートフォンの充電をしながらドライヤーを使用したい」場合、ドライヤーの出力をギリギリ越える程度の用量のポータブル電源では少々不安です。

他にも電源としていろいろと使用したい場合、やはり「ギリギリ越えている」ではなく、大きく出力を上回るポータブル電源を選んだ方が無難です。

出力の低いドライヤーを使用する

ドライヤーもポータブル電源同様、さまざまなタイプが登場しています。

そのため、ポータブル電源での使用を想定しているドライヤーに関しては、出力の低いものを選ぶのも手です。

日常生活ではドライヤーの出力はさほど意識する必要はありませんが、ポータブル電源で使用する場合、出力の低いものを選ぶことで、ポータブル電源で安定して使用できます。

出力の低いドライヤーは風量が少なくなりますが、「ポータブル電源で使用するシチュエーション」であれば、性能に関してはある程度妥協するのも手です。

ドライヤーの設定を温風にしてポータブル電源を使用する

ドライヤーの出力は600w~1200w程度だとお伝えしましたが、これだけの幅があるのはドライヤーの個体差だけではなく、ドライヤーの使い方でも異なるからです。

風量・温度次第でドライヤーの出力・消費電力は高まります。

そのため、ポータブル電源で使用する場合、設定温度を下げたり、あるいは温風など比較的出力の低い使用方法を実践することでポータブル電源でも安定してドライヤーを使用できます。

ただし、ある程度不自由な点が生まれるのも事実です。そのため、あくまでも「使い方の一つ」として覚えておいて、実際には出力の高いポータブル電源の使用をおすすめします。

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ドライヤーを使用するポータブル電源の選び方のポイント

ドライヤーはポータブル電源でも問題なく使用できますが、実際にポータブル電源を選ぶ際には下記のポイントを考えることが大切です。

  • ドライヤーの消費電力との兼ね合い
  • ボータブル電源の容量
  • 出力ポートの種類・数
  • 充電方法
  • ポータブル電源の保証内容

なぜこれらが大切なのか、詳しく解説していきましょう。

ドライヤーの消費電力との兼ね合い

基本的に、ドライヤーの出力以上の出力を持つポータブル電源であればドライヤーを使用できますが、出力だけではなくドライヤーの消費電力も大切なポイントです。

出力とは瞬間的に必要なエネルギーで、消費電力はその際に消費する電気の量です。

ドライヤーに限らず、家電製品は出力と消費電力がほぼ比例していますが、中には省エネ性の高いものもあります。

消費電力が少ないドライヤーの方が、同時に他の家電もポータブル電源で使用できます。

用途次第ではありますが、ドライヤー「だけ」を使用するのではなく、さまざまな家電を使用したいと考えている場合、ドライヤーの消費電力もある程度考慮しておきましょう。

ボータブル電源の容量

ポータブル電源の容量が大きければ大きい程、多くの電気を使用できます。

そのため、ドライヤーを「長時間」使用できます。

出力も大切ではありますが、ドライヤー以外の家電を長く使用するためには容量が重要です。

出力が「ドライヤーを動かせるか・否か」を現す数値なら、容量は「どれだけドライヤーを動かせるのか」を現したものです。ドライヤーはもちろんですが、他の家電を稼働させるためにも容量は大きいに越したことはありません。

ただし、容量と価格はほぼ比例しています。大容量であればあるほど、長時間使用できる一方価格も高くなります。ポータブル電源の用途や予算を踏まえて容量を選定しましょう。

出力ポートの種類・数

ポータブル電源を使用する際、現実的に「ドライヤーだけ」で使用する方は少ないのではないでしょうか。

ドライヤーとともに、他の家電を使用するシーンを想定している方が多いかと思いますが、そこでポイントとなるのが出力ポートの数です。

出力ポートが多ければ多い程、同時に複数の家電製品を使用できます。出力ポートが一つだけの場合、ドライヤーのみしか使用できませんが、出力ポートが3つあればドライヤーを使用しながらスマートフォンとタブレットの充電が可能です。

また、近年はコンセントタイプだけではなくUSBも登場しています。この点に関しても自分の用途に合わせた出力ポートの数で選ぶことをおすすめします。

購入する段階では用途が分からない場合、出力ポートが多いものを選んだ方が無難です。

充電方法

ポータブル電源は充電して内部に蓄積した電気を使用するものです。その際の充電方法もまた、選び方のポイントです。

基本的にはAC充電ですが、近年はソーラーパネル充電やシガーソケット充電が可能なポータブル電源も登場しています。

車での使用が多い場合にはシガーソケット充電に対応していると便利ですし、アウトドアシーでの利用を想定しているのであれば、ソーラーパネル充電が便利です。

ポータブル電源の保証内容

この点はドライヤー使用のみに限った話ではありませんが、ポータブル電源の保証も大切なポイントです。

保証期間や保証の内容はポータブル電源が故障した際に重要です。保証のないものは、トラブル・アクシデントがあった場合自費で修理しなければなりません。

ポータブル電源は決して簡単に壊れるものではありませんが、いざ・もしものことを考えると保証内容が充実しているポータブル電源の方が安心です。

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ポータブル電源で使えるドライヤー以外の家電

ポータブル電源はドライヤーはもちろん、電源供給で使用する家電で、かつポータブル電源の出力・消費電力以内のものであれば使用可能です。

そのため、実は幅広い家電で利用可能です。

そこで、ここではいくつかポータブル電源で使用可能な家電を紹介します。

冷蔵庫

冷蔵庫は大きな電気を使用すると思うことでしょう。もちろん大容量ではありますが、実は使用可能です

冷蔵庫もタイプによって消費電力が異なりますが、一般家庭用のものでは350~780wとされています。そのため、ポータブル電源でも使用可能です。

ただし、冷蔵庫は長時間使用するものなので、容量次第では短時間のみの使用となります。

それでも「いざ」という時に使用するシチュエーションがあるかもしれないので、使用できると知っておくといざという時に助かります。

小型炊飯器

小型炊飯器は200w程度のものが多いので、ポータブル電源でも問題なく使用できます。また、炊飯器を炊く時間だけの使用なので、消費電力もそこまでおおきなものにはなりません。

ただし長時間保温する場合は消費電力も大きくなるので気を付けましょう。

ミキサー

一般的なミキサーの消費電力は120~200wなのでこちらもポータブル電源で問題なく使用できます。

また、ミキサーはその特性上、長時間使用するものではありません。数秒~数十秒程度なので、消費電力もさほど大きなものにはなりません。

ウォーターサーバー

ウォーターサーバーの消費電力は冷水で約80~100W、温水で約350W程度とされています。そのため、冷水・温水のいずれの使用においてもポータブル電源で使用可能です。

ただし、ウォーターサーバーもその特性上、長時間使用するものなのでウォーターサーバーの使用を想定している場合、ある程度大容量のポータブル電源を用意する必要があります。

液晶テレビ

液晶テレビはサイズによって消費電力が異なります。

32型で50w前後、55型で100w前後とされています。

また、画面の明るさや機能等によっても異なりますが、いずれの数字でもポータブル電源で使用できるものであることが分かります。

ただし、テレビは待機電力もそれなりに必要です。ポータブル電源で使用する場合、視聴しない場合は電源そのものを抜くなどの節電意識が重要です。

プロジェクター

プロジェクターは液晶テレビ以上に場所を取らずに映像を楽しめることから、アウトドアシーンでも活用できる人気家電ですが、消費電力は投影方式によって微妙に異なります。

  • 液晶方式(DLP):200~300W
  • 透過型液晶方式(LCD):200~400W
  • 反射画型液晶方式(LCOS):300~500W

参考元:2ndSTYLE・プロジェクターの電気代はいくら?テレビとどっちが安いかを比較

ポータブル電源でも使用可能ではありますが、長時間使用するとなればある程度大容量のポータブル電源が望ましいです。

扇風機

扇風機の消費電力はAC(交流)・DC(直流)のモーターの違いで異なりますが、いずれにせよ1.5~50w程度なのでポータブル電源でも問題なく使用できます。

参考元:価格.com・扇風機は24時間つけっぱなしにしても電気代は大丈夫?

電気毛布

電気毛布は毛布の面積によって消費電力が異なり、消費電力も3~100wと幅広いですが、いずれにせよポータブル電源でも使用可能です。

参考元:ANKER・ポータブル電源で電気毛布は使えるの?電気毛布におすすめのポータブル電源

ノートPC

ノートPCの消費電力は20~30w程度とされていますのでポータブル電源でも問題なく使用できます。

ただし、ノートPCに関してはノートPC側の充電方法を確認しておく必要があります。

AC電源でも充電できるノートPCであれば問題ありませんが、USBのみ、あるいは独自ポートのみでの充電方法のノートPCの場合、ポータブル電源の出力ポートに対応しているのか、必ず確認しておきましょう。

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ドライヤーを使用できるおすすめポータブル電源

Jackery ポータブル電源

2042Whと代用慮のポータブル電源です。1.7時間で満充電が花王な点に加え、定格出力2200W 瞬間最大4400Wとシチュエーションを問わずに活躍が期待できるポータブル電源なので、大出力のドライヤーの使用も問題ありません。

Anker Solix C1000 Portable Power Station

世界トップクラスのシェアを誇るモバイル充電Brand「Anker」のポータブル電源です。1500wの出力、1056Whの容量、さらにはコンパクトさを備えたポータブル電源は、ソーラーパーネルやシガーソケットなど充電方法も多く、実用性の高さが特徴です。

EcoFlow RIVER 2 Pro

特許取得済みのX-Stream充電テクノロジーが採用されていることから、70分で満充電が可能です。

ACコンセントだけではなく、太陽光発電での充電も可能なので緊急時でも天候次第で充電可能です。

バッテリーの充放電を繰り返し行える回数が業界平均500回に対して、RIVER 2 Proは6倍の約3,000回なので1日1回使用したとしても10年使える計算です。

BLUETTI Elite 200

BLUETTI自社開発のインテリジェントノイズ低減技術を採用したことで最低16dB以下の騒音を実現。アウトドアシーンで寝室に置いても睡眠に影響しません。2073Whの安心容量と定格出力2200Wはドライヤーはもちろん、多くの家電の使用に対応しています。

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ポータブル電源の出力・容量で使い勝手が変わる

ポータブル電源でもドライヤーは問題なく使用できますが、ドライヤーの出力や消費電力、さらにはポータブル電源の出力・容量で使い勝手が変わります。

「ドライヤーを使えるか・否か」だけではなく、どのようにドライヤーを使用したいのかを踏まえ、ニーズにマッチしたポータブル電源を選びましょう。

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